01.24
Thu
昨年の秋のことになりますが、口腔外科で親知らずを抜きました。
きっかけは顎が痛んだことです。
私の家族はみんな親知らずを抜いていて、自分の痛みも親知らずだと思ったので、市内で有名な親知らずを抜いてくれる口腔外科に行きました。レントゲンを撮影したところ、歯肉の中で真横に生えた親知らずがばっちり写っていました。下の奥歯は両方とも同じ状態で、両方とも抜歯することになりました。
親知らずは歯肉の下にあるので、切開して、砕いて、抜歯という形になるそうです。もともと歯の治療は大の苦手ですが、こと親知らずの抜歯については家族から脅されていたので、非常に緊張していました。笑気ガスも用意してあるということだったのですが、先生が「大丈夫でしょう」というので、しらふで抜歯に臨みました。
まず麻酔をします。口の一番奥の敏感な場所に射されました。いきなりの試練です。息を大きく吐くと楽だというので、そうしたら確かに楽だったのですが、口の中に注射をするなんて、考えるだけでおぞましい行為です。次に、麻酔が効いたか先生が口の中をつつきます…。ぎゅっぎゅっと念入りに確かめているなぁ~と、思ってたら、いつの間にか歯肉が切開されていたようで、歯をたたき割る作業が開始されていました。この辺になると、もう思考がストップして放心状態になっていました。息をすることだけを考えていました。
抜歯の説明をする時に、「神経に近くないし、僕らにとっては簡単です」とおっしゃっていましたが、おっしゃるとおり10~15分位で縫合まで終わりました。
大変なのは抜歯の後で、夜は血が止まらないし、口の中は痰まみれだし、すごい痛いし。特に左側の抜歯をした時は、上の歯の詰め物が良くない状態だったみたいで、長々と痛みました。約一週間後に抜糸をするのですが、縫い付けられているという感覚がはっきりとしていて、抜糸までとても強い違和感が続きました。
親知らずは年を取るごとに顎の骨にひっついて抜きにくくなるほか、虫歯になったりすると壮絶なことになるそうで、私のようにおかしな生え方をしている時には早く抜いた方がいいのだそうです。……でも、もっと、楽に抜けたらいいのになと思ったりしないでもないです。
幸いなことに先生の腕が良かったようで、噂に聞いていたよりはずっと楽に抜歯が出来ました。一つ大人になりました。
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